総務課員のひとりごと

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リサイクルは環境にやさしい?

会社で産業廃棄物の管理を担当しているので、自治体により、ごみの分別回収の区分が違うことには、特に疑問に感じています。

ごみの問題は社会問題化していますが、業界の複雑な構造にも問題があるようですね。

同じ「ごみ」でも個人と会社では「ごみ」の捨て方が違うことをご存知でしょうか?

一般市民が排出するごみは、「一般ごみ」で居住地の自治体が責任を持って回収する。
(回収も市町村の指定業者しか許可されていない)
しかも、この業界はいわゆる3K業界であり、新規参入が難しい。

会社が出す「ごみ」は基本的には全て「産業廃棄物」。
ただし、生活ごみとして排出されるもの(オフィスで出るような茶殻や紙ごみなど)は「事業系一般ごみ」に分類される。
しかも会社(事業主)の出すごみは自治体(市町村)が回収してくれない。(指定業者は市に聞けば教えてくれるが、紹介はしてくれない)
じゃあ会社はどうやってこの「ごみ」を捨てているかというと。
「事業系一般ごみ」に限っては自治体(市町村)の指定業者が回収、廃棄を行う場合には、地方自治体(市町村)の廃棄場に廃棄することが可能となっています。
(要するに決まった数社の業者しか回収・廃棄が出来ない独占市場ということです)

環境管理の3つのRは
「リデュース・リユース・リサイクル」です。
まずは、ごみを出さない。(リデュース)
使えるものはそのまま使う。(ごみにしない:リユース
最後がリサイクルです。(別の形に変えて再利用する)

リサイクルは処理をするために高額でたいそうな設備が必要で、一番お金がかかって、一番効率が悪いのが実態です。
でも(ごみ)にしてしまうよりはましなのですが。

ごみの処理を自治体に任していること時代に問題であり、完全に民間に任せるか、国がきっちり管理する(自治体に委任事務として任せる)かどちらかしかないのではないでしょうか。
財政赤字自治体も発生している現代にあって、自治体任せは国の無策としかいいようがありませんね。

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