総務課員のひとりごと

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問題社員とリードマネジメント(選択理論) メンタルヘルス対策より

研修担当をしている、ちゅん☆8823です。

メンタルヘルス関係の研修で、教わってきたのが選択理論心理学です。

選択理論とは、米国の精神科医イリアム・グラッサ−博士の提唱する心理学。
あまり聞きなれない学問ではありますが、結構納得させられます。

実際受講したのは無料のセミナーでしたので、さわりだけだったんですが、
医療モデルではないもので、マネジメントを見直す参考になりました。

うつ病とかだと病気に注目して、病気を治すことに専念を
するんですが、職場で悪くなった人間関係は、すぐには
修復することができません。

うつ病自体は、薬を飲んで対処療法が効くんです。
でも、病気ではなくて、そもそものコミュニケーションが
悪いと、復帰後の職場での能力発揮が限定的になります。

うつ病に限らず、ローパフォーマーがいる職場は、その人に
合わせざるを得ない傾向にあります。
そのため、仮に優秀者がいたとしても、全体的なパフォーマンス
が低下して行く傾向が強いです。

ローパフォーマーの品質を確保しながら全体のポテンシャルを
上げていくためには、できてないことをただ叱り飛ばす従来の
ボスモデルだけでは成り立ちません。


これを解決していくのがリードマネジメントということに
なります。

これは、信頼関係を構築し、相手は変えられないが、自分は
変えることができるという前提のもと、情報共有を図りながら
のマネジメントです。


ボスマネジメント:「誰が悪かったか犯人探しをする」
→ついつい犯人探しをしています。

リードマネジメント:「何が悪かったかシステムを探る」
→どういう仕組みがその結果をもたらしたのか、個人の問題
 ではなく、組織の問題と捉え仕組みを検証します。


ボスマネジメント:「ミスの責任を取らせる」
リードマネジメント:「ミスを防ぐ方法を調べる」


今、私自身も同僚との関係においてはボスマネジメントで
対応することがほとんどで、いかにリードマネジメントに
もって行くかということが課題です。


チームを預かっているといかに自分がよいパフォーマンスを
出すかだけでなく、チームとしてどれだけのパフォーマンスを
発揮できるのかが問われます。


ボスマネジメント:「部下や他人が問題を起こすと考えている」
リードマネジメント:「問題の多くは「システム」が創り出していると考えている」


みんなが自分と同じ考えなら簡単なんですが、十人十色なのが
現実の職場です。

私たちの職場は合併の寄り合い所帯で、もともとの会社の歴史
や考え方の背景も受けてきた教育内容も違っています。

まさに常識が違う状態で、お互いの認識を同じにしていく
作業を2005年合併以来、5年目になりますがまだまだ先の
見えない時間のかかる作業です。

一足飛びには成果は出ませんが、相手に変わってもらうのではなく
自らを変えていくことで難局を乗り越えていきたいと思います。
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■選択理論の原則

□人は自分自身の行動に責任があります。過去や環境、他人のせいではありません。ほとんどの行動はその人の選択です。

□人は変わることができ、より効果的な人生を送ることができます。

□人の行動には必ず目的があります。人は自分の環境を操作して自分の欲している状態に近づけようとします。

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リードマネジメントについて

コーチングと選択理論について

外的コントロールと選択理論心理学


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