当然のことながら時間管理対象外であり時間外手当が支給されることがなくなった。
私が勤務する会社の設計関係の管理職(課長級)の方々からは、どんなに時間外労働をしても時間外手当が付かないので、時間外手当てが付いていた時よりも総年収ががくんと下がったという人たちが多い。
このように現実的にホワイトカラーで「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入した場合には残業代の切捨てになるのは事実だろう。
そのために、一定割合の年収の人を対象にするとか、職種(たとえば専門職に限定する)などの条件が付けられるのだろう。
私に関していえば、元々時間外労働をほとんどしていなかったことから管理職(課長級)になったからといって年収が激減することはなかった。
また、賃金も大事だがもっと、時間のほうを大切にしている。
会社分割の時も、会社合併の時も分刻みで仕事をしてきた。